筋肉少女帯「Sister Strawberry」怪奇的な世界観で完成度が高いアルバム

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レビューアルバムとプロフィール

1983年生まれ 神奈川県在住 男性 自営業
筋肉少女帯「Sister Strawberry」

アルバムレビュー

筋肉少女帯としてはメジャーデビュー後、初のミニアルバム。売り上げとしてはあまり良い記録を残せませんでした。

自分自身もリアルタイムに発売を知っていた訳ではなく、筋肉少女帯の活動が上手くいかなくなった頃に、時代に逆行してようやく知り、聴くようになったほどです。

当時はGLAYがライブで何十万人集めたなどとニュースになっていた記憶があるので、音楽ジャンルの違いや流行から考えても、同じような体験をされた方は少ないかと思います。

実際自分の周りには筋肉少女帯のファンは誰もいなかったので、随分孤独な思いをしました。

話をアルバムに戻しますが、普段目にしていた内向的な内容のエッセイからは想像出来ないほど、攻撃的で立体的な世界観のアルバムにびっくりしたのを覚えています。

プログレやオルタナ、インダストリアルなどのジャンルに興味を持つきっかけになったアルバムです。

アルバムのどの曲も良いのですが、その中でも特に良いのは「いくじなし」です。

おどろおどろしくもロマンチックなサウンドの中で、散文的な歌詞を語り口調で歌い上げるスタイルは筋肉少女帯の常套句ですが、同じような楽曲の中で比較しても、「いくじなし」の完成度はダントツで高いです。

インディーズ時代の楽曲のリテイクなのですが、そう感じさせないほど別の作品としての存在感があります。

その後、ファーストアルバムの「仏陀L」を始め、他のアルバムを何枚も聴いてみましたが、やはり「Sister Strawberry」の完成度を超えるような作品には出会えませんでした。

後期のアルバムの方が、サウンド構築などは優れているのですが、それを踏まえても世界観という意味では劣っているように感じられます。

筋肉少女帯はメタリックなサウンドや、ユーモアとシリアスが共存したような歌詞も特徴的ですが、やはりバンドの核となっているのは怪奇的な世界観だと思っています。

現在はおじさんバンドとしてバカにされる事も多いですが、そんな人たちにこそ聴いて欲しいと思います。

 

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