佐野元春「SOMEDAY」傷つけた彼のことを思い出す一曲

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思い出の1曲とプロフィール

1968年生まれ 千葉県在住 女性 自由業
佐野元春「SOMEDAY」

曲にまつわる思い出

学生だった当時、音楽サークルに所属して、この「SOMEDAY」をアンサンブル演奏していました。

当時すでに、少し古めの曲という印象でしたが、歌途中のリズムの変則的な箇所が演奏していて楽しく、音楽として面白くて好きでした。

歌詞には思い入れがなかったため、タイトルの「SOMEDAY」が「いつか」であること、内容が素直で真っ直ぐであること以外には、特に興味を持っていませんでした。

そんなある日。同じサークルの男性から「付き合ってほしい」と言われました。

その人は嫌いではありませんでしたが、私にはサークル内に別に好きな人がいました。でも、その好きな人は、私と仲が良い女性とお付き合いしているとかいないとかいう噂がありました。

四角関係?学生サークル内でありがちな、狭い世界での一方通行のドロ沼。今思えばカワイイものですが。

いくら好きな人がいるとはいえ、他の人と付き合っている人を奪う趣味はありませんし、奪うだけの魅力も持っていないことは重々承知。

ならば、自分のことを好きと言ってくれる人を大切にしてはどうだろう?と頭を切り替えることにしました。

でもその時は知らなかったのです、頭を切りかえても心は容易に切りかわらないのだと。

付き合って欲しいと言われた彼への答えを「OK」としたのですが、その途端に関係がひどく変わってしまいました。

それは自分の望む関係ではなかったこと、また結果的にやっぱり自分には好きな人がいると再確認することになったことから、「ゴメンナサイ」しました。

自分の気持ちに嘘をついてまで付き合うのは、私には無理だし相手にも失礼だ、と気づいたからでした。

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その数日後、カセットテープを渡されました。そのテープにはただ1曲だけ、「SOMEDAY」が入っていました。そのメッセージの意味が知りたくて、初めて歌詞を確認しました。

私は彼に「約束した」と?だから「あきらめない」と?自分が彼を傷つけたことを知りました。でもゴメンナサイ、自分の気持ちに嘘はつけない……。

そんな自分のワガママに自己嫌悪を感じ、「SOMEDAY」は私にとって、とても重いメッセージと受け取れました。以後、この曲を自分から聞くことはありませんでした。

それから15年ほど経って、何もかも忘れていた頃。たまたまテレビで佐野元春さんのライブ映像を観ました。いちばん盛り上がったところで演奏されたのが、名曲「SOMEDAY」。

前奏のオクターブのピアノが流れた途端、学生時代の思い出が蘇ってきました。でも重たさやドロドロはもう心の中になく、甘酸っぱくて恥ずかしくなるような思い出に変わっていました。

この曲、何もなければ「数ある名曲の一つ」で終わりでしたが、メッセージとして渡されたことから、私にとっては何とも言えないキュンとくる1曲となっているようです。

 

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