荒井由実「イチゴ白書をもう一度」若かりしあの頃を思い出す一曲

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思い出の1曲とプロフィール

1967年生まれ 奈良県在住 女性 会社員
荒井由実「イチゴ白書をもう一度」

曲にまつわる思い出

今でもこの曲を聞くと胸がキュンとなります。懐かしくて、青くて、幼かった自分を思い出します。

何も考えていなかった学生の日々。時代はバブルに突入し、毎夜のように飲み会、ディスコに通う日々でした。もちろん送り迎え付きは当たり前。ディスコに行くと、有名芸能人がVIPルームに大人数で騒いでいて、それに紛れ込んでみたりもしました。

ほかにも、建築会社の社長が、社員全員を連れアメリカ視察という名のバカンスに行く会に、まったく関係のない私まで招待頂いたり。それはそれは華やかな時代の中で、若く愚かな私は、このまま一生、永遠にこんな日々が過ぎていくものだ感じていました。

しかしそれは、学生時代の夢の中で、社会の現実は、そう甘いものではありませんでした。学生時代を終えようとした頃、就職、親の死、結婚など、社会の現実がいっぺんに押し迫り、心が押しつぶされそうになりました。

両親や大人に「守られた世界の」中で、いつまでも自分は子供として甘えていられるのだと、何の疑いもなく生きてきたから・・・。

夢から現実、地獄へと引きずり落とされたような気分でした。加えてバブルが弾け、何の夢も持てないと言った、投げやりな気持ちにもなっていた時代でした。

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ぞんな時に、ずっと好きだったユーミンをよく聴いていました。きっと私がそんな気持ちになるずっと前に流行っていたこの曲ですが、その頃の私の心に沁みる曲でした。

「僕は無精ヒゲと髪をのばして 学生集会へも時々出かけた 就職が決まって髪を切ってきた時 もう若くないさと 君に言い訳したね 君も観るだろうかイチゴ白書を 二人だけのメモリー どこかでもう一度」

私達のような若者が、この時代にも存在していたんだと思うと、なんだか涙がでました。ずっとこんな生活が続くなんて思ってなかったんだ、初めから。夢は覚めるとわかっていたのに、覚めたくなくて、現実から目を反らせて、好き放題生きていたんだ。

今では母となり、社会的にもそれなりに評価される立場となった今。人生を振り返ると、こんな時代もあったんだと懐かしく、バカバカばしく、愛おしく思います。