サザンオールスターズ「さよならベイビー」切なくて甘い夏を思い出す一曲

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思い出の1曲とプロフィール

1967年生まれ 埼玉県在住 男性 会社員
サザンオールスターズ「さよならベイビー」

曲にまつわる思い出

自動車運転免許取った、最初の夏の事でした。

一人暮らしのアパートで、つけっ放しのラジオから、サザンオールスターズの新曲が流れてきました。それがこの曲「さよならベイビー」でした。

映画の主題曲として使用された曲ですが、私にとっては映画とは関係なく、思い出深い曲です。

時はバブル経済の真っ盛りでした。この時代には、マイカーを持った大学生など珍しくもなかったのですが、私にはなかなか手が届きませんでした。

そこで50万円くらいの中古車を目標にして、夏休みをアルバイトに明け暮れたのです。この曲はその時に流行っていて、とにかくあちらこちらで耳にしました。

もともとサザンオールスターズが好きな私は、何度もカーステレオから流れてくるこの曲と、風を切って走る感覚を夢想しながら、アルバイトを続けたのです。

そして八月の末になって目標の金額に届き、近所の中古車販売店に行きました。店内で流れていた曲も、この曲でした。そこで私は五年落ちのカローラを買いました。

納車されてからというもの、毎日毎日、カセットに録音したこの曲をかけてドライブです。

実家から湘南の海までは車で30分ほどです。渋滞がひどい時は3時間もかけて、毎日の海通いです。

そうしている間に道も覚えてきました。まだ、ナビゲーションやGPSなどなかった時代です。ロードマップを見ながら、実際に走って道を覚えたものでした。

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夏休みが終われば、帰省していた彼女が東京に戻ってきます。この曲をBGMにして、さまざまなシュミレーションをしました。そして心を弾ませて、彼女に電話をしました。

私がドライブに誘うよりも先に彼女が切り出したのは、別れ話でした。嘘のような、本当の「さよならベイビー」です。

まだまだ残暑が厳しい九月、それでも夜が更けると涼しい風が吹くようになったころのことです。

今でも、この曲のイントロが流れてくると、この夏を思い出します。また、この曲の歌詞も胸に響きます。ヒマワリが寂しい花に見えるようになったのは、この夏からでした。

26年もの長い時間を経て、辛く切ない思い出は、甘さを伴うようになりました。自分にとっての青春とは、この曲と過ごしたあの夏だったのだろうと思います。

 

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