八代亜紀「雨の慕情」母が全てを出し切って歌った一曲

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思い出の1曲とプロフィール

1977年生まれ 広島県在住 女性 パート
八代亜紀「雨の慕情」

曲にまつわる思い出

母が大好きで家ではいつも、八代亜紀の歌が流れてました。小さい頃からいつも聴かされていたので、演歌といえばまず八代亜紀の名前が一番に浮かんできます。

その中でも、母が完全にハマってしまった曲が「雨の慕情」です。

テレビの演歌番組で新曲として披露された、あの独特な情感の込もる歌声と、独特の振付を見た母は早速、「私も真似したーい。」と、レコードを買いに走りました。

そしてカセットに録音し、母なりに毎日コツコツと、地道に練習していきました。

どれほど努力しても、「椿鬼奴」のようなかすれた声にしかなりませんでしたが、コピーしようと懸命に努力する姿は、ある
意味立派でした。

そしてついには音響設備まで整え、家で本格的に練習できるカラオケセットまで購入。衣装も自前で、フリルがついた手作りステージ衣装を完成させました。

そして、なりきり八代亜紀の仕込みが終了し、とうとう私と父と弟の、家族全員に披露するときがやってきました。

あれほど努力していたので、「上手くない。」とは決して言えず、パラパラという拍手と共に、気を使った家族から「いよっ。亜紀ちゃん。」「上手いっ。」という声が挙がっていました。

母は、やりきった感がハンパなく、とても満足そうでした。

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次に母が見つけてきたのは、実家のある商店街の一角で毎年恒例で開催されている、「夏のカラオケ大会」でした。

地元で自分の歌声が存分に披露できることに大きな喜びを感じた母は、近所や商店街の顔なじみに、「私は優勝候補の一人だ。」と、自慢しまくっていました。

そしてカラオケ大会当日、最も、の印象に残るであろう最後の登場、いわゆる「トリ」を務めました。

NHKの紅白でいえば北島三郎や、まさに八代亜紀が歌い上げる、大御所の枠です。そんな重要なポジションに立ち、自分の全てを出し切った母。

結果は残念賞でした。

この思い出が強烈過ぎて、失恋の思い出とか、初めてのデートで流れていた曲も、この「雨の慕情」には勝てません。

 

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