WANDS「PIECE OF MY SOUL」分岐点となった賛否両論の名盤

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思い出のアルバムとプロフィール

1987年生まれ 青森県在住 男性 自営業
WANDS「PIECE OF MY SOUL」

アルバムにまつわる思い出

WANDSのボーカル、上杉昇は本来自分が歌いたいロックを歌えずに悩んでいた。

会社のいいなりになって歌いたくない曲を歌っていいのか?自分がやりたい音楽はこんなものなのか?という自問自答を繰り返して出た答えが、このアルバム「PIECE OF MY SOUL」なのだ!

今までのポップ路線からの変貌からは、公式サイトでは「ポップなサウンドを要求するファンと、ロックな世界への傾倒を歓迎するファンの間で賛否両論を呼ぶ問題作」と紹介されている。

シングル収録以外の収録曲は全てメンバーの作詞作曲であり、今までのビーイングスタイル(会社お抱えの作詞家、作曲家などに曲を作らせて所属アーティストに歌わせる)とは一線を画する。

コアなファンからは名盤と言われるが、今までのポップ路線のファンから見放される原因となった作品でもある。

これが俺たち(というか主にボーカル上杉の)やりたい音楽なんだ。みんな理解して着いてきてくれるか?といういわばファンへの踏み絵的な存在なのだと私は思う。

これを機にWANDS前期の代表曲、「世界が終るまでは…」や「もっと強く君を抱きしめたなら」、「時の扉」などのポップ路線からは大きく外れ、独自のロック路線へと変わっていく。

このアルバム「PIECE OF MY SOUL」はWANDS、ひいては上杉昇における最も重大な分岐点だ。

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収録曲「FLOWER」では上杉曰く、妨害への怒りを歌っている。これはバリバリのパンクロックであり、従来のWANDSからは想像もつかないほどの曲である。

この妨害への怒りというのも、ポップで爽やかなイメージを持つファン、歌いたい曲を歌わせてくれない会社へのアンチテーゼを言っている。

他にも自分の砕けた心を歌いあげた「MILLION MILES AWAY」、上杉がWANDS脱退後のソロライブでも歌われた名曲「DON’T TRY SO HARD」など、まさに名盤というにふさわしい一枚になっている。

なお、悲しいか嬉しいかは分からないが、今までのWANDSからの逸脱ぶりに失望したファンにより、多くのこの作品が中古CD屋に売り出されており、入手は比較的簡単である。(笑)