NHKラジオで流れてて印象に残ってる曲 チューリップ「心の旅」

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思い出の1曲とプロフィール

1983年生まれ 長野県在住 女性
チューリップ「心の旅」

曲にまつわる思い出

初めて、この曲を聴いたのはラジオだった。確か私が小学校3年生か4年生くらいだろうか。

当時の私の家では、朝はNHKのラジオを聴く習慣があった。

ラジオ体操が終わる午前6時30分から、7時までの間アナウンサーが時間内にニュースをてきぱきと読み上げていき、6時45分頃(あるいは、50分くらいだっただろうか)[今日は何の日]というコーナーで一昔前にあった出来事を紹介するコーナーを経て、7時のNHKニュースへと引き継いくという形式をとっていた。

たまに、臨時ニュースが入ったりすると、進行が遅れるのかアナウンサーたちが少し早口になりながら進行していき、BGMを短くしたりしながら7時のニュースへとつないでいき、無事に繋がれるとなんだか私もほっとしたものだ。

おそらく、ニュースを読み上げながら後ろで進行しているスタッフたちのほうが大変だったのではないかと思う。

そんな7時までのニュースリレーを経て、時々、曲が挿入されるのだがその時に聴いたのが彼らの歌だったと思う。

漠然として聞いていたあの独特のイントロ。子供心にも『なんとなく、この歌は寂しいなぁ』と思わせる歌詞が印象的であった。(かといって、歌詞の意味や内容を知っているわけではなかった。)

中学生になり、いろいろな音楽に敏感になっていった時代。それとなくまた、彼らの曲をラジオで聴いた。

そのとき、初めて彼らが『チューリップ』というバンドであることを知り、『ひとつ屋根の下』というドラマで使われていた『サボテンの花』を歌っている人たちと同じであることを知った。

当時の『私至上主義』『熱い恋愛しようぜ』的な曲とは一線を引き、恋愛の中よりも、その時に思った暖かい日差しだったり、汽車の走る様子に心を浮かべるような曲は、今もって私の心の中に何度も影を落としているように思う。本当は誰しも恋愛に関してストレートに語るなんて照れがあるはずなのだ。

それをしみじみと振り返るように歌えるような彼らは、本当に大人なんだと今もって思う。

はたして、どれだけの人が『君が好きだ!』とストレートに言えただろうか。そして、今もっていえるだろうか。そんな過ぎさったワンシーンを暖かく包み込んでくれる。それが彼らのように思う。