吉井和哉「HEARTS」辛い思い出の過去と決別した一曲

スポンサーリンク

思い出の1曲とプロフィール

1981年生まれ 広島県在住 女性 会社員
吉井和哉「HEARTS」

曲にまつわる思い出

吉井和哉のベストアルバム「18」に収録されている「HEARTS」という曲が思い出深いです。この曲は、雪国での情景を描きながら、過去と決別していくメッセージが込められています。

吉井さんはこの曲は、過去の「YOSHII LOVINSON」という自分との決別であると語っていました。

私は当時、転勤で北海道に住んでいました。しかし、仕事での夢に破れて別の地への転勤がきまり、さらに失恋を経験した後でひどく落ち込んでいました。

あと少しで北海道を離れて、別の地で働くことが決まっていたその寂しさを、この曲に重ねていました。カフェでこの曲を聴きながら、ぼんやりと時間を過ごすことが多かったです。

301-eyecatch
credit: JoyWang via FindCC

サビで「もうすぐ始発のバスが出る」など、北海道での生活を思い起こさせる単語が出てきます。好きな人との楽しかった時間が過ぎてしまい、ここを去らないといけない自分が情けないとずっと思っていました。

当時は、「なぜ今のタイミングでこんな歌詞の曲が…」と思っていました。しかしこの曲には、過去との決別だけが描かれているわけではありません。

過去の出来事を自分の糧として、進んでいかなくてはならない決意も込められていたのです。そのことは、私にとって救いでもありました。

吉井さんにとって、弱く不安定だった自分を引き受けていた「YOSHII LOVINSON」という自分との決別。さよならをいうことが、これからの自分をまた作っていく。

だんだんとこの曲を聴きこむうちに、この悲しい時間も、いつか自分の一部になる、と思うようになりました。当時はライブで聞くと、やはり情けなくて切なくて涙が出てしまっていましたが、少し気持ちが浄化された気がしていたことを覚えています。

今でもこの曲を聴くと少し悲しいような複雑な気持ちになります。でも少しづつ気持ちに整理がついたのか、それほどきついものではなくなっています。

この曲は私の人生の挫折を救ってくれた、思い出深い一曲だったと思います。

 

18

2,500円
(2015.03.12時点)
posted with ポチレバ