中学生の初恋。ラブレターを出した時のエピソード My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜」

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思い出の1曲とプロフィール

1982年生まれ 愛知県在住 女性 専業主婦
My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜」

曲にまつわる思い出

この曲を聴いていた時、私は中学生でした。
心も身体も成長過程にあり、色んな意味で不安定な時期でした。

小学校時代は算数が得意だったのに、因数分解でつまずき、数学が大の苦手になりました。これには自信を失くしたものです。

担任の先生に嫌われて、何かあれば私だけ叱責を受けました。誰かの鉢植えが枯れてしまった時も私のせいにされたのです。

制服は毎日面倒くさいし、堅苦しいし、出来ることならジャージだけで過ごしたいと思っていました。

部活動では先輩と後輩の関係の厳しさに衝撃を受けました。まるで軍隊、先輩の言うことは絶対でした。

そんな日々の中で、好きな人ができました。サッカー部の同学年の人です。

いつもふざけて場を盛り上げて、みんなに人気のある人でした。いたずらを仕掛けて遊んでいることもありました。私もその対象になったことがあり、その時は正直ウザイ人だと思っていました。

好きになるなんて、これっぽちも思っていなかったのです。

ある日、部活の友人から、その人が前に好きだった人は転校してしまった、というエビソードを聞きました。そして、その転校した人のヘアスタイルと私のそれとが似ている、なんて言うのです。

以降、なんとなく気になってしまって、その人のことを観察するようになってしまいました。お互い部活でグランドにいることが多かったので、顔を合わす機会も都度あり、クラスは違えど少し話をする仲までになっていきました。

気にするまでは、ただのうるさい人だと思っていましたが、観察してみれば、心は温かいタイプであることが分かりました。口ではからかっていても、さりげなくフォローする、といった感じです。

私はいつの間にか好きになっていました。
彼のことをもっと知りたい、もっと仲良くなりたい。
未熟な中学生の願いは膨らむばかりでした。

私は行動に出ました。
ラブレターを書いて、共通の友人に渡してもらったのです。
シンプルな内容でした。
「好きです」ただそれだけです。

そんなアクションをしてしまったので、彼の反応を見るのが怖くて、しばらく避けていました。
校舎の中を歩く時も、部活の時も、いないことを確認して行動しました。

あっけなくその時は来ました。
共通の友人より伝言を受けました。
放課後教室で待ってるから来て、とのこと。

運命の終業のチャイムが鳴り、他の生徒たちが散り散りいなくなった頃、彼の待つ教室へ向かいました。

机の上にお行儀悪く座っている彼。
表情が申し訳なさそうになっています。
「手紙のことだけど、ごめん。」
彼は転校してしまった人をずっと好きでいるのだと言うのでした。

思い出の曲は、その後何度も聴きました。
切ない気持ち、いがいがになった心を癒してくれるように思えたからです。