Cocco「焼け野が原」何度も私に寄り添ってもらった一曲

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思い出の1曲とプロフィール

1984年生まれ 群馬県 女性 主婦
Cocco「焼け野が原」

曲にまつわる思い出

私の10代の頃は、自分でも悲しくなるほどに悲惨なものでした。

学校ではみんなに無視をされ、時には嫌がらせを受け、私は自分の存在意義をなくしていきました。

家に帰っても親は相談に応じてくれず、私はきっといらない子なんだと思いました。

そのうちパニック障害になり、うつ病になり、自傷行為に走るようにもなりました。自分の部屋では膝を抱いて泣き、たったひとりの親友にも愚痴ばかりをこぼしていました。

だれかに抱きしめてほしかった。大丈夫だよって、私はここにいてもいいんだよって、泣きじゃくる私に言い聞かせてほしいと願っていました。

そんな時に、その親友からこの曲のCDを貸してもらったのです。きっと心が軽くなると思うから、と言われて。

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Coccoさんの叫ぶような歌声は、私の心を揺さぶりました。

抱いて、ちゃんと抱いて。聞いて、ちゃんと聞いて、と。私はずっとこう言いたかったんだ、こう叫びたかったんだ、と思うと、涙が止まらなくなりました。

繰り返し繰り返し聞いて、覚えてきたらそっと口ずさんで、何日も膝を抱きながらこの曲に寄り添ってもらいました。

曲というのは不思議なもので、落ち込みたい時に元気の出そうな明るい曲を無理やり聞いても、心は上向かないのです。落ち込みたい時、泣きたいときは、その自分の心と同調するような悲しい、切ない曲と一緒に泣いた方が、スッキリするのです。

親に冷たい言葉を投げかけられたときや、学校で辛い目にあったとき、いつもいつもこの曲と一緒に泣きました。心の中で歌いながら叫びました。

がんじがらめな私のことを、抱きしめてほしい、この心の叫びを聞いて欲しい、遠すぎる空に手を伸ばしたい、強く強く願いながら歌いました。

ひとりでカラオケにいって歌うことも多かったです。人目を気にせずに、思う存分声を出すことができるので、ストレス解消になりました。

そして、いつも家では声を抑えなければならなかったこの曲を思いっきり歌うことで、心の中でうずを巻く悲しさと願望を外に出すことができました。

今はすっかり環境も変わり、毎日が楽しくなりましたが、あの時に私を支えてくれたこの曲を、一生忘れることはないでしょう。

 

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