柏原芳恵「最愛」私を好き?と聞く事ができなかった一曲

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思い出の1曲とプロフィール

1964年生まれ 栃木県在住 女性 パート
柏原芳恵「最愛」

曲にまつわる思い出

まだ20代初めの頃、寮生活をしていたころの話です。

日中は働いて夜間は専門学校に通っていた私。同じ職場に大好きな人がいて、友達としてグループでよく遊んでいました。

その人は3歳年上。私はとても奥手だったので、初めは友達で満足でした。

今思えばその人は、いつかは故郷に帰るつもりでいたのでしょう。一年が経った頃、しばらくすると同じ故郷の人と付き合い始めてしまいました。

友達でいいと思っていたはずですが、やはり悲しくて距離を置くつもりでした。

でもその人はそれからも、私の気持ちに気づかずによく誘ってきました。海や遊園地、食事も飲み会も、半ばあきらめの中で、ただ会えればいいと一緒にいました。

しばらくして、その人は彼女と別れていました。その当時の私は、自分から告白するなんて絶対にできないタイプで、ひたすら彼女にしてくれるのを待っていました。

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そしていつしか3年が経ち、私は卒業を迎えました。その3ヶ月位前に、初めて「2人だけで海に行こう」と誘われました。うれしくてうれしくて、頭がおかしくなりそうでした。

その人は無口な人で、当日もほとんど話をしないドライブでしたが、私にはあっと言う間でした。その人の助手席にいるというだけで、天にも昇る気持ちでした。

そして2人で海を見つめ、特に何をするでもなく帰る事になりました。その帰り道に突然車を止めた彼から「キスしない?」と言われたのです。

「付き合って」でもなく、「好きだ」でもなく。そして私が混乱している間に、いつのまにかキスされていました。もちろんファーストキスです。

泣き出してしまった私に彼も何も言えず、私の門限もある為、その後も黙って運転していました。

寮まで送ってくれた彼に私が言った言葉は「忘れて下さい」でした。大好きな大好きな彼にキスをされて、幸せいっぱいのはずなのに、これから新しいスタートがあったかもしれないのに。

それからお互いの気持ちを確かめることもせずに、それぞれが故郷に帰ってしまったので、私の恋は終わりました。

どうして一言「私を好き?」と聞く事ができなかったのでしょう。30年も経った今でも時々思い出すのです。

そして、その頃に流行っていた曲が、「最愛」です。歌詞が私にぴったりでした。

二番目に好きな人、三番目好きな人、でも一番に好きだったのは、私誰にも言わないけど死ぬまであなた

 

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