スピッツ「日なたの窓に憧れて」暖かい風を感じる一曲

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思い出の1曲とプロフィール

1988年生まれ 埼玉県在住 女性 主婦
スピッツ「日なたの窓に憧れて」

曲にまつわる思い出

この曲に出会ったのは、今から6年ほど前になります。

当時は就職氷河期と言われいた時期で、私も例外なくその波にのまれていました。

やっとの思いで定職に就けたと思ったら大変厳しい職場環境で、色々な意味で心が折れてかけいた時期でした。

好きだった歌も聞けず気分が滅入る毎日の中、偶然手に取ったのが王道バンド「スピッツ」のアルバムでした。きっかけなんてなく、人から勧められたわけでもなく、元から好きだったわけでもなく、本当に偶然でした。

地元のTUTAYAで、目的はないけれどウロウロと何かいい曲はないか探しているときに、ふと手に取ったのがスピッツの「CYCLE HIT」というアルバムでした。

あまりにも有名なバンドなので、もちろんバンド名と「空も飛べるはず」という曲ぐらいは知っていましたが、音楽に無知で基本あまり関心のない私には、そのほかのことは全く知りませんでした。

なのにどういうわけかそのままアルバムをレジに持っていき、買ってしまっていたんです。

それから家に帰って、早速聞いてみました。そこからは本当にもう目が覚めたとしか言いようのない、衝撃が走ったのでした。

「空も飛べるはず」も「ロビンソン」も有名すぎる曲はもちろん、アルバムに含まれている曲すべて、そして特に「日なたの窓に憧れて」という曲に激しく心を揺さぶられました。

例えるなら、それまでの灰色で鬱々とした私の荒廃した心を、ものすごい強い風で吹き飛ばしていくようなイメージでした。

風をイメージする紙ヒコーキ

スピッツの曲の多くに言えることですが、私は曲の世界から「風」のイメージを強く受けます。

この「日なたの窓に憧れて」は、その春の突風のような「風」がどんどんこちらに向かって吹いてくるイメージです。温かいけど、ものすごい威力を感じます。

曲が終わると春の突風にかき乱されて、何が起こったのかと呆然とした感じになりました。

しかし、私の心に確かに温かいものを残してくれていたので、それがなんなのか知りたくて、その曲ばかりを何回もリピートしました。

今までの人生で、これほどまで強く心に残る作品はありませんでした。

「素晴らしい」と言ってしまえばそれまでだけれど、こんなにも曲が自分のほうに向かってくる作品を作り出せるなんて、本当にスピッツは天才だなと、まじまじと感じました。

私が言葉にできない思いを、曲という形にして残してくれている作品なので、私にとっては宝物と呼べるほど大切で、出会えた偶然に感謝する一曲です。